「高齢者虐待」とは・・・
自分の人生を自分自身で決め、人生の最期までその人らしく尊厳を持って生活することは、誰もがもつ当然の権利です。「高齢者虐待」は、高齢者の健全な生活を脅かす行為であり、高齢者に対する重大な権利侵害です。
「高齢者虐待の防止、高齢者擁護者に対する支援等に関する法律」では、高齢者虐待を2つに定義しています。
このようなことで困っていませんか
高齢者の方へ
○ 殴る、蹴る、つねるといった暴力をふるわれる。
○ 外出させてもらえない。
○ 入浴させてもらえない。
○ 食事を提供してくれない。
○ 必要な介護をしてくれない。
○ 医療を受けさせてもらえない。
○ 自分のお金を家族や親族などに取られたり、自由に使わせてもらえない。
○ 自分の自宅等を無断で売却された。
○ 怒鳴られる、ののしられる。
○ 話しかけているのに意図的に無視される
高齢者を介護しておられる方へ
○ 介護をしていて・・・
・疲れてしまった。
・イライラしてしまう。
・つい怒鳴ってしまう。
・思わず叩いたり、つねったりしてしまった。
・たまには休みたい。
○ 介護の大変さを誰もわかってくれない。
○ 相談できる人がいない。
○ 介護を手伝ってくれる人がいない。
<介護サービスを利用しましょう>
在宅での介護は、ストレスや疲労を伴う重労働です。いつまで続くかもわかりません。一時的に介護から離れて休息時間を取るなど、心身をリフレッシュすることが大切です。ひとりで悩み、抱え込まずに、様々な介護サービスを積極的に利用しましょう。京都市長寿すこやかセンターでは、次のような相談や事業を行っています。
■その他、相談窓口
高齢者の在宅介護に関するご相談 | 最寄りの地域包括支援センターへ |
介護保険に関するお問い合わせやご相談 | お住まいの区の区役所・支所の健康長寿推進課へ |
介護保険以外の高齢者福祉サービスに関するご相談 | お住まいの区の区役所・支所の健康長寿推進課へ |
利用されている介護サービスに関するご相談 | 担当のケアマネジャー(介護支援専門員)へ |
医療上のご質問 | かかりつけ医または医療機関へ |
■公益社団法人認知症の人と家族の会
介護経験者だから分かる介護の不安や不満を、介護する人の立場になって的確にアドバイスします。
「高齢者虐待かな?」と思ったら・・・
■通報・相談
「虐待かな?」と思ったら、一人で抱え込まずに、相談窓口にお気軽にご相談下さい。
※通報の義務
高齢者の虐待防止・養護者支援法では、虐待によって「生命又は身体に重大な危険が生じている」高齢者を発見した人は通報しなければならないこと、その疑いがある高齢者を発見した人は通報するように努力することが定められています。
※通報者の個人情報 通報・相談した人を特定するような情報は、一切漏れることはありません。
<養護者による虐待の場合> ・地域包括支援センター(高齢サポート) ・区役所(支所) ・長寿すこやかセンター (高齢者110番:電話 075-354-8110) | <養介護施設従事者等による虐待の場合> 京都市保健福祉局介護ケア推進課 (電話 075-213-5871) |